「どう選んだらいいのかわからない?」「どんな商品が売れにくいの?」なんて、ネット商材選びに悩んではいませんか?
さらに、せっかく選んだネットショップの商材が、「販売してはいけない、法令に違反していた商材」だったとしたら…。
サイトが検索圏外とか、閉鎖を余儀なくされるペナルティを受けるだけではなく、退店、廃業なんてことも!
恐ろしいことが起こらないためにも、知識を持っておくことは大切です。
ネットショップでの商材選び「グレーゾーン」の商材
ネットショップでの販売禁止商材は、「法令違反行為」で、即退店のペナルティを受けます。
また、現在「グレー商材」となっているものに関しては、未来的には「禁止商材」となる可能性が高いので、商材を選ぶ際には避けたほうが良いものです。
また、ネットショップで売れない商材によく上げられるのは「白い商材」「色が分かりにくい、見えづらい商材」「何に使えばいいかわからない商材」です。
何故これらの商品が売れにくいのか、一つ一つ理由を見ていきましょう。
ネットショップで売れにくい商材
「白い商材」
白い商材は何故、売れないのか?
単純に、インターネット上のサイトで色や形を確認しづらいためです。
ネットショップでは、白い背景がほとんどであるため、「白い商材」の場合、ユーザーに認識してもらえず、スルーされることが多いのです。
というのも「白い商材は白い背景と同化してしまい、輪郭(りんかく)がはっきりしない」ことが原因です。
そのため、カラーバリエーションがあるものは別として、ネットショップでトップとして、白い商材を売るのは好ましくないものであり、扱いづらいのです。
「色が分かりにくい、見えづらい商材」
白い商材と同様に、色が薄い商材や蛍光色などの色が分かりにくい商材、写真で鮮明に色を表すことができない商材は売れにくいとされています。
写真に写した際に、色が飛んでしまうような商材はやはり白い背景と同化してしまい実物を想像しにくいため、ユーザーのアクセスや購入に至らないことへ影響します。
また、写真で写したものとデバイスで確認した際に実際の商品の色と異なるという商材は、ユーザーからのクレームにも繋がるため注意が必要です。
「色が分かりにくい、見えづらい商材」は販売側が後々扱いに困り始めるため、避けるのも賢明な判断だといえます。
「何に使えばいいかわからない商材」
ヒットすると思い、選んだ商材が思いのほか売れずに頭を抱えるというのが「何に使えばいいかわからない商材」です。
どう説明していいかわからない商材や説明に時間のかかる商材は売れにくいとされています。
理由としては、「ユーザーが検索エンジンで検索できない」ためです。
ネットショップで購入する場合は、まずは関連するキーワードで検索エンジンを利用して、商品を探す人が多いと思います。もしくは、ネットショップ内の検索でサーチして商品を探すはずです。
しかし、検索エンジンのキーワードで即座にヒットしない商材、もしくはキーワードが浮かばない商材は検索することができません。さらには、ヒットしないなんてことも起こりうるのです。
キーワードの検索で商品がヒットしないということは、どんなに人気の商材でもあり得ることです。というのも販売側とユーザー側でキーワードの食い違いが起きることは珍しくないからです。
しかし、「何に使えばいいかわからない商材」の場合は、検索エンジンのキーワードで検索をかけようとした際に、なんというキーワードを使えばいいかユーザーは悩むはずです。
本当に欲しいユーザーは多数のキーワードで検索をし、懸命に探すと思いますが、ほとんどのユーザーが購入に至らないといえますし、大手での購入へ流れる可能性が高いです。
そのため、何に使えばいいかわからない商材は避けることが賢明です。
商品名とは別に、商材を販売する側が“一つの物”“商品のカテゴリー”として「どんなキーワードで検索すれば、この商品が出る?」と考えるような商材は、例え素晴らしい商品であったとしてもユーザーは見つけることができない可能性が高いのです。
また、「何に使えばいいかわからない商材」の弱点は、実際に手に取って使用感を確かめることができない点です。使用感や効果が分からないものを購入する人はいません。
どんな質感なのか、どのように使用するのか簡単に説明ができる商材を選びましょう。
売れやすいネットショップ商材
このように、売れにくい商材をみていくと、売れやすいネットショップ商材が見えてきます。
・色見がわかりやすくはっきりと輪郭(りんかく)のわかりやすい商材
・キーワード検索で即座にヒットする商材
・説明がしやすい商材
ということになりますね。
また、ネットショップは1度の顧客の購入単価が低いと売上が伸び悩むといわれています。
そのため、単価の高い商材を選ぶのもポイントの一つです。
マーケティングに手慣れていて、ネットショップもベテランということであれば、売れにくい商材を選びチャレンジするのも楽しいですが、「絶対に売りたい」「商材選びに失敗したくない」「初めてネットショップを運営する」ということであれば、まずは売れやすい商材を選んで徐々に販売のスキルを高めることをオススメします。
そして、その選んだ商材が禁止商材に当てはまらないかは大変な重要なことです。
間違った商材を売らないためにも、現在のネットショップにおいての「禁止商材」を見ていきましょう。
選んだ商材が禁止商材に当てはまらないか確認しよう
「禁止商材」は多数あります。基本的には法に触れないような物を商材として選べば問題はありません。具体的にどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
禁止商材1)所持も禁止な商材はもちろん販売も禁止
所持が禁止な例としては、銃や刀、条約や法令で規制されている動物や植物、さらには麻薬や覚せい剤などの薬物、不正に改造された自動車やバイク、違法行為で入手知多チケットなどが代表的なものです。
禁止商材2)公序良俗に反する商材やモラルに反する商材は販売禁止
公序良俗やモラルに反するものとは、盗撮した写真や動画は代表的な例ですが、犯罪を誘発する恐れのある商品や不快感や嫌悪感を与える商品に関しても販売は禁止とされています。
また、他人の権利を悪用したものや侵害したもの青少年の保護育成上好ましくないものに関しても同様に販売禁止です。
禁止商材3)譲渡や転売が禁止さえているものももちろん販売禁止
口座やクレジットカードやキャッシュカード、航空券や乗車券などが当てはまります。
また、ポイントなどに関しても販売は禁止となっています。
禁止商材4)悪用されるおそれのあるものも販売禁止
身分証明書や入館証、IDやパスワードなども商材として販売されることは禁止されています。また、制服や卒業アルバムなども販売が禁止とされています。
その他にも、人体への安全性が保障できない食品(「消費期限」の切れた食品含む)なども販売禁止とされています。
自分が選んだ商材が法に触れていないかは、確認したい場合は、下記のリンクがオススメです。
特定商法取引法ガイドより『通信販売』の禁止事項などについて書かれていますので、まずはこちらを確認するのをオススメします。
▼『通信販売』特定商取引法ガイドより
https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/mailorder/
ネットショップの出店を目指しているのであれば、各ネットショップに規約があります。
もちろん、禁止商材についても書かれていますので、一読必須です。
法律で禁止されている商材に関しては「楽天市場」の『出店審査や取扱商材に関する注意事項』が一番わかりやすいですので、ぜひ参考にしてください。
▼『出店審査や取扱商材に関する注意事項』Rakutenより
https://www.rakuten.co.jp/ec/open/attention/