サブスクリプションは、一言でいうと
「一定期間利用するサービスの使用料」のことです。
英語でsubscriptionというと、「予約購読」や「定期購読」の意味です。 例えばNewYork TimesやNewsweekなど電子版の新聞を定期的に読むときも、料金がかかりますが、これがsubscriptionです。
また、Amazonプライムもsubscriptionの一つです。
サブスクリプションにはユーザー側と企業側の両方にメリットがあります。 継続的な収益を確保したい企業にとてもおすすめですが、デメリットになることもあります。
ここでは、サブスクリプションのメリットとデメリットについて明らかにしていくので、ぜひ参考にしてみてください。
サブスクリプションのメリット
サブスクリプションのメリットは、サービスを提供する企業側と、サービスを利用するユーザー側とで分かれています。
企業側のメリット
- 継続的な売上を確保できる
- 利用者のデータを参考に、継続してもらえるサービスへ改善できる
- 利用者の嗜好や傾向のデータがとれる
サブスクリプションがうまくいけば、継続的に売上が見込めます。 それには顧客が続けやすいプランを考えることと、顧客と良好な関係を築き上げることです。
顧客が一度そのサービスを利用し、不満に感じることや使いにくいと感じてしまうと解約されてしまいます。
それでは継続的な収益は見込めません。
顧客の立場に立ち、スムーズに利用できて満足できるサービスが、サブスクリプションの前提となります。サービスを定期化できれば、企業に継続的な利益がもたらされるでしょう。
これがサブスクリプションの大きな魅力です。
また、継続的に利用者がつくことから利用者のデータを集められるのもメリットです。 データを解析すればユーザーの好みや傾向がつかめ、今後の改善策にもつなげられるでしょう。
顧客側のメリット
- モノを持つ必要がない
- 新しい商品やサービスに出会いやすい
- 不要になったらいつでも解約できる
- 初期費用を抑えられる
初期費用がなければ、顧客側にとって利用開始するハードルはグンと下がりますよね。 だから気軽に契約できるのです。
サブスクリプションのほとんどはサービスで、普通にモノを購入するのとは違います。そのためモノは持たなくて済むのも魅力でしょう。
物質を受け取ることはないため、管理の手間が減ります。 負担が減るだけでなく、選択肢もこれまで以上に広がるでしょう。
サブスクリプションのデメリット
サブスクリプションのデメリットも、企業側と顧客側で異なります。
企業側のデメリット
- 解約率が高いと利益を回収しにくくなる
- 常に新しいコンテンツやサービスを考えなければならない
- カスタマーサポートを充実させなければいけない
継続的に利用してもらえなければ、十分な利益を回収できません。
例えばアマゾンプライムやu-nextなど動画配信サービスの多くが、最初の1カ月間だけ無料サービスをおこなっています。 そのまま継続になれば毎月収益が得られますが、もし無料期間だけ顧客が利用して、過ぎたら解約してしまった場合、費用は発生しません。
顧客側は無料で利用できてラッキーですが、企業側としては無料期間が過ぎても続行してほしいのが本音ですよね。 利用者側は初期コストをかけずにお試しで利用できるのは魅力です。
そこからいかに継続的な利用につなげるかが、企業側の努力や戦略にかかっています。 満足度が大きくなるように、サービスの品質をそれなりに維持しなければなりません。
また、新しアイディアが常に必要になるため、継続的に満足いくサービスを提供するのはとても難しいのです。
顧客側のデメリット
- 長期間使う場合は当然トータルコストは高くなる
- 利用する時間がなかった場合でも料金は発生する
- 定期利用している途中に値上げする可能性がある
ユーザー側は定期的に利用することになるので、当然ですが年間でみたら金額は大きくなります。利用していなくても料金は毎月発生するため、いかに多く利用して元を取るかも重要です。
忙しくてなかなか動画配信サービスで映画観賞する暇がない、化粧品が届いても使っていないといった場合でも、料金は発生してしまいます。
使っていなければお金は無駄になりますよね…。
対策としては、本当に必要で毎月必ず利用するサブスクリプションを契約することです。 急に値上げする可能性もあるため、ずっと同じ価格とは限りません。
サブスクリプションの主なサービス
サブスクリプションについてよく知らなくても、意外にサブスクリプションを目にしているものです。 例えば下記のようなものがサブスクリプションです。
- 車の定期利用
- 食材の定期宅配
- 子供の成長段階に合ったおもちゃを配送
- 生活用品や化粧品がサプライズとして届く
上記を参考にすると、サブスクリプションのビジネスモデルがイメージしやすいでしょう。
国内でおすすめのサブスクリプション(ユーザー側)
下記以外にもたくさんのサブスクリプションがあります。
まず気軽に利用したい消費者には、下記の代表的なサブスクリプションがおすすめです!
YouTube Premium(ユーチューブ プレミアム)
YouTubeを普通より便利に使えるサービスです。 バックグラウンド再生(画面を切り替えても音楽や動画を再生したままにできる)ができるため、音楽アプリとしては特に使いやすいとが特徴。 無料お試し期間も1カ月用意されています。 1,180円/1ヶ月
Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)
漫画を含め、国内の本も海外の本も読み放題のサービスです。 無料お試し期間は30日。 120冊以上あるので、月に何冊も読みたい方にとって非常に有用性が高いでしょう。
980円/一ヶ月
Apple Music
無料お試し期間がなんと3カ月も…! ファミリープランや学割もあります。iphoneを使っているなら、ミュージックアプリから簡単にAppleMusicを追加できます。
980円/一ヶ月
まとめ
サブスクリプションという言葉は少し難しく感じてしまいますが、意外に日常にあふれているサービスですし、自分も利用していたということもあるでしょう。
毎月の売上が低迷している…といった企業や個人の方がいましたら、ぜひサブスクリプションを新たなビジネスモデルとして考えてみることをオススメします。