リッチメニューに電話・予約・クーポンを置くときは、画像のボタンと実際のアクションを対応させます。予約は受付ページへのリンク、クーポンは作成済みクーポンの選択、電話は利用する管理方法に対応した導線を用意します。
大切なのは、押せる画像を作ることだけではありません。電話がつながる時間、予約が確定する条件、クーポンを店頭で使う手順までそろえて、利用者が迷わず行動できる状態にしましょう。以下は設計・設定の説明で、実在店舗の成果を保証するものではありません。
1. 三つのボタンは行先と完了条件が違う
「電話する」「予約する」「クーポンを見る」は、別の行動です。利用者が押す前に結果を予想できる言葉と、押した後の案内を用意します。

- 電話
主な行先:電話案内ページ、対応する電話アクション
完了として確認するもの:実際の着信と受付内容
- 予約
主な行先:予約システム、受付フォーム、チャット案内
完了として確認するもの:予約サービスや店舗での確定
- クーポン
主な行先:作成済みLINEクーポン、特典の説明
完了として確認するもの:獲得・利用条件と店頭での使用
電話ボタンを押しても、発信を取りやめる人や、営業時間外でつながらない人がいます。予約ページを開いても、入力せず戻る人がいます。クリック数をそのまま予約件数や問い合わせ件数として扱わないようにします。
2. 電話を設置する:管理方法を確認する
電話案内ページへリンクする方法
標準のManagerで設定する場合は、電話番号と受付時間を載せた自社の案内ページへリンクする方法があります。ページ側に電話番号リンクを用意すれば、利用者は番号と受付条件を確認してから発信操作へ進めます。
リッチメニューの該当エリアでリンクのアクションを選び、案内ページのURLと分かりやすいラベルを設定します。画像に「電話する」とだけ書いてページを開くなら、途中で案内ページが入ることが伝わるよう、例えば「電話・受付時間」の表記にします。
API・対応ツールの電話アクション
Messaging APIのURIアクションでは、tel:に続けて電話番号を指定する方式が公式資料で案内されています。API・拡張ツールで対応する電話アクションを使う場合は、その仕様に沿って設定し、一般のスマートフォンで確認します。
APIで使える方式が、Managerのリンク欄でも同じ条件で使えるとは限りません。管理画面が受け付ける形式と、端末上の動作を確認してください。実際にテスト発信する場合は、受付先と時間を合意してから行います。
- 番号
具体的に確認すること:店舗・部署・コールセンターなど、実際につながる先
- 受付時間
具体的に確認すること:営業時間、定休日、時間外の案内
- 番号リンク
具体的に確認すること:電話アプリへ進むか、意図した番号か
- 代替窓口
具体的に確認すること:つながらないときの予約ページ・相談フォーム
- 計測
具体的に確認すること:番号クリックと実着信を分けて集計できるか
3. 予約を設置する:入口より受付の仕組みを先に決める
予約システムがある場合は、トップページよりも対象店舗や予約メニューへ直接進めるURLを使います。店舗選択、メニュー、日時、必要事項、確認の順に進めるかを、スマートフォンで確かめましょう。
フォームやチャットで希望日時を受け付ける場合は、送信時点で予約が確定するのか、店舗からの返信後に確定するのかを明記します。「送信しました」と「予約が確定しました」は異なります。

- 予約システム
リッチメニューの設定例:予約用URLへのリンク
行先で必要な説明:予約メニュー、空き枠、確認・変更方法
- 受付フォーム
リッチメニューの設定例:フォームへのリンク
行先で必要な説明:必要事項、返信予定、確定のタイミング
- チャット受付
リッチメニューの設定例:テキスト送信で予約案内を開始
行先で必要な説明:希望日時の聞き方、担当、対応時間
- LINE連携サービス
リッチメニューの設定例:対応サービスの仕様に沿った入口
行先で必要な説明:利用条件、店舗設定、管理担当
リッチメニューに「予約」と書くだけで、予約システムが追加されるわけではありません。既存の受付で足りるか、別サービスが必要かを分けて検討します。LINEヤフーの予約関連サービスも、利用対象と条件を確認してください。
公式の「一粒万福」の公開例では、予約を大きく表示し、チャットの自動返信を用いた案内が紹介されています。これは受付設計の参考例で、同じ画像にすれば予約数が増えるという意味ではありません。

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4. クーポンを設置する:作成してから該当エリアへ設定
Managerのクーポン機能で、特典、対象者、期間、利用方法、使用回数などを確認して作成します。リッチメニューではクーポンのアクションを選び、対象クーポンを設定します。URLやクーポンのアクションはラベルも必要です。
保存済みクーポンは公式マニュアル上、編集・削除できません。確定前に条件を確認し、変更が必要な場合はコピーなどの対応方法を確認してください。期限切れになった後のボタンも、次の案内へ更新する必要があります。
- 特典
内容:割引額・対象メニュー・対象者が一致するか
- 有効期間
内容:開始・終了とメニュー表示期間が整合するか
- 使用条件
内容:併用、回数、店頭提示などを説明しているか
- 受付担当
内容:店舗スタッフが使い方を知っているか
- 公開範囲
内容:友だち向けか、関連サービスへの掲載を含むか
- 終了後
内容:画像・行先を誰が更新するか
画像だけに条件を詰め込まず、クーポンの詳細でも確認できるようにします。「クーポンを見る」と「クーポンを使った」は別の段階として扱います。
5. 画像のボタンとタップ領域をそろえる
テンプレートを選び、各エリアの画像、ボタン名、アクションを一対一で確認します。予約の画像を押したら電話ページが開くようなずれがあると、操作しにくくなります。

- 最も使ってほしい行動を見つけやすくする。
- アイコンと短い動詞を組み合わせ、行先を予想できる名前にする。
- 文字と背景のコントラストを確認する。
- 表示期間、自動表示、保存状態を確認する。
- 一般の友だちの端末で、各エリアから行先を順番に確認する。
サイズは画像サイズの選び方、管理画面の設定は設定方法と表示期間で確認できます。
6. 計測は「押す」「受け付ける」「成立する」を分ける
Managerで作成したリッチメニューの分析では、表示やクリックなどを確認できます。ただし、選択期間中のクリック人数が20人未満の場合は数値が表示されません。Messaging APIで設定したメニューはこの統計に表示されないため、管理方法を先に確認します。

- 電話
入口で測ること:電話番号・電話案内のクリック
受付先で確認すること:実着信、対応、相談・予約内容
- 予約
入口で測ること:予約ページへの到達
受付先で確認すること:送信成功、予約確定、必要なら来店
- クーポン
入口で測ること:ボタンのクリック、クーポンの開封・獲得
受付先で確認すること:使用の記録と店頭での確認
自社ページにGA4などを入れている場合は、そのページでの電話リンクやフォームの送信成功を別イベントとして計測できます。解析の利用条件や同意設定に沿って設計し、URLやイベント名に氏名・電話番号・相談文を入れないようにします。
外部予約サービスは、完了情報を取得できるかを提供元へ確認します。URLに流入識別を付けただけで、外部サービスの予約成立まで自動計測できるとは限りません。電話の実着信を経路別に追うには、受付記録や電話側の仕組みが必要です。
7. 作成・改修を相談するときの共有事項
現在のメニュー、予約URL、電話の受付先と時間、使いたい特典、設定・更新を誰が担当するかを共有すると、改修範囲を決めやすくなります。受付がまだ決まっていない場合は、受け皿の整理から始めましょう。
Lキテでは、店舗の使い方に合わせたメニューと案内、運用の分担を相談できます。個別連携や計測実装は内容を確認して見積します。すべてが基本料金に含まれるという意味ではありません。構築代行の依頼範囲も確認できます。
8. よくある質問
電話ボタンを押せば自動で発信されますか?
端末やアクションの方式によって、電話アプリや確認画面へ進みます。クリックだけでは実着信を確認できません。意図した番号と受付先に合うか、合意したテストで確認します。
チャット予約のテキスト送信だけで確定にできますか?
テキストの送信だけで空き枠や予約台帳が管理されるわけではありません。店舗の確認が必要なら「受付後に返信して確定」と案内します。自動確定したい場合は、対応する予約の仕組みを確認してください。
クリック数が出ないのは設定ミスですか?
件数の表示条件、集計期間、ManagerかAPIかを確認します。表示されないことをクリックゼロと断定せず、受付先の記録とあわせて点検します。
出典・確認日
2026年10月7日確認。図は架空の設計・受付例で、管理画面の操作画面ではありません。

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