LINE公式アカウントの認証済アカウントは、LINEヤフーの審査を通過したアカウントです。審査に通ると緑色の認証バッジがつき、LINEアプリ内の検索結果に表示されるようになります。
申請は無料で、審査は5〜10営業日程度です。ただし審査には5つの確認項目があり、Webサイトの情報が不足していたり、アカウント名が正式名称と一致していなかったりすると通りません。申請作業そのものより、申請前の準備で結果が決まります。
なお、2026年4月1日にプレミアムアカウントが廃止され、認証済アカウントに統合されました。 現在のアカウント種別は2つです。「アカウントは3種類」「認証済は青いバッジ」と書かれた記事は、この変更前の情報です。
この記事の要点(3行まとめ)
- アカウント種別は現在2つ(未認証=バッジなし/認証済=緑バッジ)。2026年4月1日にプレミアムアカウントが統合された
- 審査は5項目。落ちる原因の多くは実在確認とアカウント名にあり、申請前にWebサイトと名称を整えることが最短ルート
- 「個人で情報発信を行うアカウント」は認証対象外。申請前に自社が対象になるかを確認する
この記事が向いている人: LINE公式アカウントを開設済みで、認証済アカウントへの申請を検討している店舗オーナー・個人事業主・中小企業のWeb担当者
向いていない人: まだアカウントを開設していない方(LINE公式アカウントの作り方から始めてください)
認証済アカウントとは|2026年4月に種別が2つへ統合された
認証済アカウントは、LINEヤフーの審査を通過したLINE公式アカウントです。実在する事業者であることが確認された証として、緑色の認証バッジが付与されます。

現在のアカウント種別は2つ
| 種別 | バッジ | 取得方法 |
|---|---|---|
| 未認証アカウント | なし | 審査なしで誰でも開設できる |
| 認証済アカウント | 緑色の認証バッジ | 申請してLINEヤフーの審査に通過する |
かつては「プレミアムアカウント」という区分がありましたが、2026年4月1日に廃止され、認証済アカウントに統合されました。 そのため現在は上記の2種類のみです。
バッジの色は緑
公式ページには「『認証済アカウント』には、画像のような緑色の『認証バッジ』がつく」と記載されています。青いバッジとして解説している記事がありますが、これは統合前の情報です。管理画面や実際のアカウント表示と照らして確認してください。
申請は無料
認証済アカウントの申請に費用はかかりません。月額プランの料金とも無関係で、コミュニケーションプラン(月額0円)のアカウントでも申請できます。プランごとの違いはLINE公式アカウント料金プラン徹底比較で解説しています。
審査期間は5〜10営業日
公式の案内では「審査には5〜10営業日お時間を頂きます」とされています。繁忙期や申請内容によって前後するため、キャンペーンなどの予定がある場合は2〜3週間の余裕を見て申請してください。
未認証との違い|認証済でできる7つのこと
認証済アカウントになると、未認証では使えない機能が解放されます。公式に案内されている主な内容は次のとおりです。

見つけてもらうための機能
① LINEアプリ内の検索結果に表示される
未認証アカウントは、LINEアプリで検索しても表示されません。認証済になると検索対象になり、店名やサービス名で探しているユーザーに見つけてもらえます。実店舗を持つ業種にとっては、これが最大のメリットです。
② LINEアプリ内でアカウント情報やクーポンが表示される
LINE内の各サービス面に情報が掲載される機会が生まれます。
友だちを集めるための機能
③ 友だち追加用の無料ポスターが使える
キャラクター入りのデザインを含む複数種類のポスターを作成できます。店頭掲示用の販促物を無料で用意できるため、実店舗では実用的です。
④ QRコード入りの有料ノベルティを注文できる
ステッカーやショップカードなど、友だち追加導線を印刷した販促物を発注できます。
⑤ 友だち追加広告を配信できる
LINEの各サービス面に、友だち追加を目的とした広告を出稿できます。未認証アカウントでは利用できません。
友だちを増やす施策全体の設計はLINEで友だちを増やす10施策にまとめています。
運用・支払いに関する機能
⑥ 請求書による支払いができる
未認証アカウントの支払い方法はクレジットカードのみですが、認証済になると請求書払いを選べます。法人でクレジットカードを用意しにくい場合、これが申請の直接的な理由になることがあります。
⑦ メンバーシップ・アンケートの自由回答が使える
メンバーシップ機能や、アンケートでの自由回答形式が利用できるようになります。
認証済にすべきか|申請する価値があるケース・不要なケース
「認証済にすべき」と一律に勧められることが多い項目ですが、運用目的によっては未認証のままで支障がありません。審査対応にも工数がかかるため、判断してから着手してください。
申請する価値が高いケース
- 実店舗があり、店名で検索される可能性がある(LINE内検索が最大の価値)
- これから新規の友だちを集めたい(ポスター・友だち追加広告が使える)
- 法人でクレジットカード以外の支払い方法が必要(請求書払い)
- 信頼性を示したい業種(金融・医療・教育など、事業者の実在性が重視される領域)
未認証のままでも支障がないケース
- 既存顧客への配信が主目的(新規流入をLINE内検索に頼っていない)
- 友だち追加の導線が店頭QRコードやWebサイトで完結している
- 個人で情報発信をしている(そもそも後述のとおり認証対象外)
未認証でも、メッセージ配信・リッチメニュー・クーポン・ショップカードといった基本機能は問題なく使えます。認証済でしか使えないのは、主に「新規の友だちを外部から集める」ための機能だと整理すると判断しやすくなります。
配信そのものの設計を優先すべき段階であれば、LINEのブロック率を下げる7つの設計術から着手するほうが成果につながります。
審査の5項目と確認ポイント
公式コラムでは、審査の確認ポイントが5項目に整理されています。何を見られるかを把握しておくと、申請前に対策できます。

① 業種・業態、商品・サービス審査
法令違反や公序良俗違反がないか、ユーザーの不利益につながる可能性がないかが確認されます。利用規約とガイドラインへの適合性も見られます。
② 実在確認審査
企業・店舗やサービスが実際に存在することを、Web上の情報に基づいて確認されます。公式の説明では「Web上の企業・店舗名やアカウント名が指し示す対象の情報」を根拠に検証するとされています。
この項目が、対策できる余地が最も大きい部分です。 Webサイトや店舗情報がインターネット上で確認できない場合、実在を証明できず通りません。
③ アカウント名審査
正式名称が正確に含まれているか、ユーザーが対象を正しく認識できる名称かが確認されます。略称や通称のみでの申請は通りにくくなります。
④ 申込情報審査
店舗情報と申込者情報の正確性・完全性が検証されます。入力内容とWeb上の情報が食い違っていると差し戻されます。
⑤ 本人確認審査
なりすまし防止のため、電話またはメールで在籍確認が実施されます。申請時に記載した連絡先が使えない状態だと、この段階で止まります。
申請後は、記載した電話番号・メールアドレスに連絡が来る前提で対応できる体制にしておいてください。

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審査に落ちる典型パターンと対処法
公式コラムには、通過しない具体例が挙げられています。頻度が高いものを整理します。
認証対象外に該当している
「個人で情報発信を行うアカウント」は認証対象外とされています。事業として運営しているのではなく、個人的な発信を目的としたアカウントは、そもそも審査の対象になりません。
個人事業主が事業として運営しているアカウントは対象になり得ますが、事業の実在がWeb上で確認できることが前提です。
アカウント名が正式名称と一致していない
公式に挙げられている例は次のとおりです。
| 問題のパターン | 具体例 |
|---|---|
| 正式名称の一部が欠落 | 「ブラウンカフェ」なのに「カフェ」だけで申請 |
| 誤字脱字 | 「Brown」を「Blown」と表記 |
| 実在しないサービスの追加 | 「ブラウンカフェ」は存在するが、「親子料理教室」の情報がWeb上にない |
3つ目が特に見落とされやすいパターンです。アカウント名に含めたサービスは、すべてWeb上で実在が確認できる必要があります。 「〇〇カフェ/レンタルスペース」のように複数事業を並べる場合、両方がサイトに掲載されているか確認してください。
Web上で実在が確認できない
公式に挙げられている失敗例です。
- Web上に企業・店舗情報がまったくない
- Webサイトが準備中・未完成の状態
- 掲載情報が不十分で、サービス提供状況が判断できない
Webサイトを持っていない場合や、公開したばかりで内容が薄い場合は、先にサイトを整えてから申請してください。
落ちても再申請できる
審査に通らなかった場合でも、再申請は可能です。ただし同じ状態で出し直しても結果は変わりません。ガイドラインを確認し、指摘され得る箇所を修正してから再度申請してください。
業種による制約がある場合
医療機関など、広告表現に法令上の制約がある業種では、アカウントで発信する内容も審査の対象になります。使用できない表現は医療広告ガイドライン×LINE NG表現集で確認できます。クリニックの運用全般は自由診療クリニックのLINE集客完全ガイドにまとめています。
[要一次情報] 支援先で実際に差し戻された理由と、修正して通過した経緯があれば、この章を推測ではなく実例ベースにできます。
申請前に整える2つのこと|Webサイトとアカウント名
審査の5項目のうち、申請前に手を打てるのは実在確認とアカウント名です。この2つを整えてから申請するのが最短ルートになります。
1. Webサイトに載せておく情報
実在確認はWeb上の情報で行われるため、次の情報が確認できる状態にしてください。
- 正式名称(法人名・店舗名)
- 所在地(住所)
- 電話番号
- 提供しているサービス・商品の内容
- 営業時間
Webサイトがない場合、店舗情報が掲載されたポータルサイトやSNSの公式ページでも情報源になり得ますが、自社で管理しているサイトがあるほうが確実です。
業種別の情報発信の考え方は飲食店がLINE公式アカウントで集客する方法や美容室のLINE集客完全ガイドでも扱っています。
2. アカウント名の決め方
アカウント名は、次の条件を満たす形にします。
- 正式名称を省略せずに含める
- 表記(英字のつづり、漢字・カナ)をWebサイトと一致させる
- 名前に含めるサービス名は、すべてWeb上で確認できるものにする
- 店舗名+地域名など、識別できる情報を入れる(例:「〇〇美容室 渋谷店」)
申請前チェックリスト
- Webサイトで正式名称・所在地・電話番号・サービス内容が確認できる
- Webサイトが「準備中」の状態になっていない
- アカウント名がWeb上の表記と完全に一致している
- アカウント名に、Web上で確認できないサービス名を含めていない
- 申請に記載する電話番号・メールアドレスで連絡を受け取れる
- 申込情報とWeb上の情報に食い違いがない
認証済アカウントの申請手順【5ステップ】
準備が整ったら申請します。申請作業自体は15分程度で完了します。
ステップ1: 申請内容を確定させる
正式名称、所在地、電話番号、業種、担当者の連絡先を確定させます。Webサイトの記載と一字一句そろえてください。
ステップ2: 管理画面から申請する
LINE Official Account Managerにログインし、「設定」から「アカウント認証をリクエスト」を選択します。新規開設時であれば、アカウント作成後に申請ボタンが表示されます。
ステップ3: 必要事項を入力して送信する
案内に従って情報を入力し、申請を送信します。入力内容とWeb上の情報の一致が審査されるため、送信前に見直してください。
ステップ4: 在籍確認に対応する
本人確認審査として、電話またはメールで在籍確認が行われます。申請から数営業日以内に連絡が来る前提で、対応できる体制にしておいてください。 連絡がつかないと審査が進みません。
ステップ5: 結果を待つ
審査には5〜10営業日程度かかります。通過するとアカウントに緑色の認証バッジが付与されます。通らなかった場合は、指摘され得る箇所を修正してから再申請してください。
認証後の注意点|アカウント名の変更ルール
認証済になった後は、未認証アカウントとは扱いが変わる項目があります。

アカウント名は自由に変更できなくなる
未認証アカウントのアカウント名は管理画面から変更できますが、認証済アカウントの名称変更には審査が伴います。認証済アカウントは「審査を通過した名称」として運用されるためです。
店名変更や屋号の変更があった場合は、Webサイトの表記を先に更新してから名称変更を申請してください。Web上の情報と申請内容が食い違うと、変更が認められません。
情報の実態が変わったら更新する
移転・電話番号変更・サービス内容の変更があった場合、Webサイトとアカウント情報の両方を更新してください。認証済アカウントは実在確認を経ているため、情報の整合性を保つ必要があります。
認証済になっても配信の質は別問題
認証バッジは信頼性を示しますが、配信内容が合わなければブロックされる点は未認証と変わりません。 認証済の取得は「見つけてもらう」ための施策であり、「離脱を防ぐ」ための施策とは別に設計してください。
友だち追加後の育成設計はLINEステップ配信の作り方で解説しています。
よくある質問
認証済アカウントの申請に費用はかかりますか?
かかりません。申請・審査は無料です。月額プランとも無関係で、コミュニケーションプラン(月額0円)のアカウントでも申請できます。
個人事業主でも認証済アカウントになれますか?
事業として運営しているアカウントであれば対象になり得ます。ただし公式には「個人で情報発信を行うアカウント」は認証対象外とされています。判断の分かれ目は、事業の実在がWeb上で確認できるかどうかです。屋号・所在地・提供サービスが掲載されたWebサイトを用意してから申請してください。
審査にはどのくらいかかりますか?
公式の案内では5〜10営業日とされています。申請内容や時期によって前後するため、キャンペーンなどの予定がある場合は2〜3週間の余裕を見て申請することをおすすめします。なお、審査の過程で電話またはメールによる在籍確認が行われるため、連絡を受けられる体制にしておいてください。
審査に落ちたらどうすればいいですか?
再申請が可能です。ただし同じ状態で出し直しても結果は変わりません。落ちる原因として多いのは、Web上で実在が確認できないことと、アカウント名が正式名称と一致していないことです。Webサイトに正式名称・所在地・電話番号・サービス内容が掲載されているか、アカウント名がWeb上の表記と一致しているかを確認し、修正してから再申請してください。
認証済アカウントのバッジは何色ですか?
緑色です。公式ページには「緑色の『認証バッジ』がつく」と記載されています。青いバッジとして説明している記事がありますが、2026年4月1日にプレミアムアカウントが認証済アカウントへ統合される前の情報です。現在のアカウント種別は「未認証(バッジなし)」と「認証済(緑バッジ)」の2つです。
まとめ
認証済アカウントは、LINEヤフーの審査を通過したアカウントです。緑色の認証バッジがつき、LINEアプリ内の検索結果に表示されるようになります。申請は無料で、審査期間は5〜10営業日程度です。
まず判断すべきは、申請する価値があるかどうかです。認証済でしか使えないのは主に「新規の友だちを外部から集める」ための機能のため、既存顧客への配信が中心なら未認証のままでも支障はありません。実店舗があり店名で検索される可能性がある場合は、申請する価値が高くなります。
申請を決めたら、作業の前に準備をしてください。 審査5項目のうち対策できるのは実在確認とアカウント名です。Webサイトに正式名称・所在地・電話番号・サービス内容を掲載し、アカウント名をその表記と完全に一致させてから申請すると、差し戻しを避けられます。
なお、「個人で情報発信を行うアカウント」は認証対象外です。申請前に自社が対象になるかを確認してください。アカウント運用全体の設計はLINE集客の完全ガイドで解説しています。

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