Lステップを調べると、「LINE公式アカウントより高機能」「自動化できる」といった説明が多く見つかります。しかし、両者は置き換え関係ではありません。LINE公式アカウントに顧客管理・条件分岐・分析を加える外部ツールがLステップです。
導入判断では、機能の多さだけでなく、LINE公式アカウントとLステップの両方に料金・配信通数があること、初期設定後も運用と改善が必要なこと、契約後に変更できない条件があることまで確認しなければなりません。
この記事の要点(3行まとめ)
- Lステップとは、LINE公式アカウントと連携して顧客情報の蓄積、条件分岐、自動配信、予約、分析を行うマーケティングオートメーションツールです。
- Lステップ単体では利用できず、LINE公式アカウントとの両方の契約・通数管理が必要です。
- アンケート回答や行動データを配信・接客・改善に使う目的と担当者が決まっていなければ、まずLINE公式の標準機能で検証する方が安全です。
この記事が向いている人
- LINE公式アカウントの一斉配信から、顧客ごとの出し分けへ進みたい人
- アンケート、予約、クリック、購入などのデータを配信へ活用したい人
- 2026年10月16日確認時点の公式料金と契約条件を確認してから判断したい人
この記事が向いていない人
- LINE公式アカウントそのものの開設方法だけを知りたい人
- Lステップ・エルメ・Linyの優劣を横断比較したい人
- Lステップ構築代行会社の費用相場や発注先を選びたい人
LステップとはLINE公式アカウントに機能を追加するMAツール
Lステップとは、ソーシャルデータバンク株式会社が提供する、LINE公式アカウント専用のマーケティングオートメーションツールです。 LINE公式アカウントと連携し、友だちの回答や行動を記録して、条件に合うメッセージ、リッチメニュー、予約案内などを出し分けます。
Lステップ公式は、LINE公式アカウントを「公式チャネル」、Lステップをその上で動くマーケティングオートメーションツールと説明しています。つまり、Lステップを申し込めばLINE公式アカウントが不要になるわけではありません。提供会社も契約も管理画面も別であり、Lステップだけを契約してメッセージを送ることはできません。

「LINEの代替」ではなく「LINE上の運用を拡張するもの」
LINE公式アカウントは、友だち追加、メッセージ配信、チャット、クーポン、ショップカード、リッチメニュー、分析などを提供する公式サービスです。LステップはMessaging APIを利用して、その運用に細かな顧客情報、タグ、条件分岐、フォーム、予約、分析などを加えます。
LINE公式アカウントがメッセージを届け、Lステップが配信相手や内容を分けて反応を記録します。機能を増やす前に、誰に何を案内し、どの行動につなげるかを決めましょう。
LINE公式アカウントをまだ開設していない場合は、先にアカウントを用意し、プロフィールや友だち追加導線を整えます。LINEで集客する全体の順序はLINE公式アカウント集客の全体設計で確認できます。
LINE公式アカウントとLステップの違い
LINE公式アカウントは配信の基盤、Lステップは顧客データを使った運用の拡張が主な役割です。 どちらか一方を選ぶのではなく、LINE公式だけで運用するか、LINE公式にLステップを追加するかを判断します。
| 比較項目 | LINE公式アカウント | Lステップ |
|---|---|---|
| 提供会社 | LINEヤフー株式会社 | ソーシャルデータバンク株式会社 |
| 位置づけ | ビジネス用LINEアカウント・配信基盤 | LINE公式専用のMA・拡張ツール |
| 単体利用 | 可能 | 不可。LINE公式との連携が必要 |
| 顧客情報 | 公式機能の範囲で管理 | 回答、タグ、行動、スコア等を蓄積・活用 |
| 配信 | 一斉、属性・オーディエンス絞り込み、ステップ等 | 取得データを使った細かな条件分岐・自動化 |
| リッチメニュー | 標準テンプレートで作成 | 属性・状態に応じた出し分けや拡張 |
| 予約・フォーム | 公式機能・連携サービスの範囲 | 回答フォーム、カレンダー予約、イベント予約 |
| 分析 | 友だち、メッセージ、チャット等 | 流入、クロス、ファネル、CV等をプランに応じて拡張 |
| 料金 | LINE公式側で契約 | Lステップ側で別契約 |
標準機能で足りる部分も多い
LINE公式アカウント単体でも、一斉配信、ステップ配信、チャット、リッチメニュー、クーポンなどは利用できます。月1〜2回のお知らせ、全員に共通する予約リンク、少人数のチャット対応が中心なら、Lステップを追加しなくても目的を満たせる場合があります。
「ステップ配信があるからLステップが必須」という理解は正確ではありません。違いが出るのは、回答や行動の途中でシナリオを分岐したい、友だちごとにメニューを変えたい、流入経路から成果まで細かく分析したい、といった運用です。配信シナリオの基本はLINEステップ配信の作り方で整理しています。
独自開発との違い
Messaging APIを使って独自に開発すれば、LINE公式アカウントでも高度な出し分けやシステム連携を実装できます。ただし、サーバー、データベース、認証、保守、障害対応が必要です。Lステップは、よく使う配信・顧客管理・予約・分析機能を管理画面から設定できるようにしたSaaSと考えると理解しやすくなります。
基幹システム、EC、CRMまでつなぐ場合は、ツール導入だけで完結しないことがあります。連携範囲を整理したい場合はLINEとMAを連携する設計も参考にしてください。
Lステップでできること
Lステップの価値は、機能を並べることではなく、取得した情報を次の配信・接客・分析へつなげられる点にあります。 公式の全機能一覧には多数の機能がありますが、導入判断では「情報を集める」「分ける」「届ける」「行動を受け付ける」「改善する」の五つに整理すると迷いにくくなります。
アンケート・フォームで顧客情報を集める
回答フォームを使い、興味、悩み、希望メニュー、地域、予約希望などを取得できます。回答を友だち情報やタグへ保存し、その後の配信条件に使えることが、単発アンケートとの違いです。
ただし、質問を増やすほど回答負担も増えます。取得する情報ごとに「どの配信、接客、分析に使うか」を決め、使途のない項目は集めない方が運用と個人情報管理を簡潔にできます。
タグ・友だち情報・スコアで顧客を分ける
回答、クリック、流入経路、予約などに応じてタグや友だち情報を付与し、条件に合う対象を抽出できます。複数の行動を点数化するスコアリングもありますが、点数自体が顧客の価値を証明するわけではありません。何点なら何を案内するか、誤判定をどう確認するかまで決めて初めて運用に使えます。
シナリオ・セグメント・リマインドを自動化する
友だち追加日や回答内容に応じたシナリオ配信、条件で対象を絞るセグメント配信、予約日から逆算するリマインダ配信などを設定できます。全員へ同じ内容を送るのではなく、必要な人に必要な案内を届けやすくなります。
自動化の範囲を広げるほど、古い料金、終了したキャンペーン、リンク切れが残るリスクも増えます。各シナリオに責任者、公開日、終了日、最終確認日を記録し、定期的に停止・修正できる状態にしてください。
リッチメニューを状態に応じて出し分ける
未購入者にはサービス説明、購入者にはサポート、会員には予約や会員ページを表示するように、状態別のリッチメニューを設計できます。タブ切り替えや表現の拡張も可能です。
メニューを増やす前に、ユーザーが最も頻繁に使う行動を一つ決めます。標準機能での画像作成・リンク設定はLINEリッチメニューの設定方法で確認できます。
予約と個別対応を管理する
カレンダー予約とイベント予約を使い、空き枠受付、申込情報、リマインドをLINE内の導線へ組み込めます。個別トークでは、友だち情報や対応状況を確認しながらやり取りできます。
既存の予約システム、POS、電子カルテ、ECを使っている場合は、二重入力や在庫・枠の不一致が起きないか確認が必要です。「予約機能がある」だけで選ばず、現在のシステムを置き換えるのか、併用するのか、連携するのかを先に決めます。
流入・クリック・CVを分析する
流入経路分析、URLクリック測定、コンバージョン管理、ファネル分析、クロス分析などを使い、友だち追加から行動までを確認できます。利用できる分析機能はプランにより異なるため、必要な指標がどのプランに含まれるかを公式の全機能一覧で確認してください。
分析画面が増えても、改善する指標を決めていなければ判断は増えません。最初は追加経路、配信対象、クリック、予約・購入、ブロックのように、事業成果までつながる少数の指標から始めます。
Lステップの料金はLINE公式アカウントと別に発生する
Lステップの月額料金だけを見て予算を決めてはいけません。LINE公式アカウントの契約も必要で、Lステップから配信すると両方の送信可能通数を消費します。 どちらか一方の上限が0になると、Lステップから配信できません。
2026年10月16日確認時点のLステップ通常プラン
| プラン | 月額料金(税込) | Lステップ側の月間配信数 | 公式が示す主な位置づけ |
|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 200通まで | 無料で小さく試す |
| スタート | 5,000円 | 5,000通まで | 小さく始めて構築する |
| スタンダード | 21,780円 | 30,000通まで | 必要な機能と対応プランを一覧で確認する |
| プロ | 32,780円 | 50,000通まで | 高度な分析等の対応範囲を確認する |
初期費用は0円で、新規登録者の通常有料プランには1か月の無料期間があります。料金・機能・キャンペーンは変更される可能性があるため、申込直前にLステップ公式の料金プランで再確認してください。
LINE公式アカウント側にも料金と通数がある
2026年10月16日確認時点のLINE公式アカウントは、コミュニケーションプランが月額0円・200通、ライトプランが月額5,000円(税別)・5,000通、スタンダードプランが月額15,000円(税別)・30,000通です。スタンダードのみ追加メッセージを配信できます。
たとえばLステップのスタートプランが5,000通残っていても、LINE公式側が200通のコミュニケーションプランであれば、LINE公式側の上限が先に制約になります。反対に、LINE公式側が30,000通でもLステップ側が5,000通なら、Lステップから送れるのはLステップ側の範囲です。
- LINE公式の月額・追加メッセージ
契約先:LINEヤフー
判断基準:友だち数×配信回数、追加通数
- Lステップの月額
契約先:ソーシャルデータバンク
判断基準:必要機能、Lステップ経由の配信通数
- 制作・構築費
契約先:自社または支援会社
判断基準:フォーム、シナリオ、メニュー、連携範囲
- 継続運用費
契約先:自社または支援会社
判断基準:配信制作、顧客対応、分析、改善工数
LINE公式側では2026年10月1日に追加メッセージ料金が改定されています。最新の税区分と追加単価はLINEヤフー公式の料金プランで確認してください。
工務店・リフォーム・不動産で、追加する機能を判断する
業種名だけでLステップが必要とは決まりません。まず「全員に同じ案内でよいか」「回答や予約状況によって案内を変える必要があるか」を確認します。次は実績ではなく、検討のための架空例です。
- 工務店の見学会
標準機能から試せる運用:開催案内と共通の予約ページを案内
拡張を検討する理由:希望の見学内容で案内を分け、予約済みへの勧誘を止めたい
先に決めること:回答項目、予約情報の反映方法、来場対応の担当
- リフォームの相談
標準機能から試せる運用:施工事例と現地調査の相談先を案内
拡張を検討する理由:相談内容・検討時期に合わせて説明を変えたい
先に決めること:工事の相談分類、更新担当、個別確認へ渡す条件
- 不動産の内覧
標準機能から試せる運用:確認済みの物件情報と問い合わせ先を案内
拡張を検討する理由:希望条件や内覧の状態に応じて案内を変えたい
先に決めること:最新情報の確認、予約状態の照合、営業担当への引継ぎ
予約ページへリンクしただけで、外部システムの予約状態が自動反映されるわけではありません。標準機能、Lステップの対象プラン、外部サービスの連携可否を分けて確認します。条件を把握できない場合は、人が記録・確認する運用から始める方法もあります。
Lキテへ相談する際は、「Lステップを導入したい」だけでなく、現在の案内、困っている作業、残したい予約・顧客管理サービス、社内担当者を共有してください。 公式機能で足りる部分と、制作・配信準備・運用支援が必要な部分を整理する材料になります。Lステップの販売元や公式窓口への問い合わせとは区別し、特定ツールの導入・連携・支援の可否は個別に確認します。
費用を比較するときは、LINE運用代行の費用と見積もり範囲も確認してください。ツール利用料と、人が設計・更新・対応する費用を混ぜないことが大切です。

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Lステップを導入するメリット
Lステップのメリットは、顧客ごとの情報と行動を、配信・接客・分析で再利用できることです。 ただし、次のメリットは設定しただけで自動的に得られるものではなく、運用条件がそろっている場合に生まれます。
- 関心別に配信を出し分けられる
必要な運用条件:情報取得の同意、タグ設計、配信ルールがある
- 問い合わせ・予約対応を自動化できる
必要な運用条件:例外時の有人対応と更新担当が決まっている
- 友だち追加経路ごとの反応を比べられる
必要な運用条件:経路URLと成果の定義を固定している
- 顧客状態に合うメニューを表示できる
必要な運用条件:状態更新と表示確認の手順がある
- 配信からCVまで改善できる
必要な運用条件:月次で数字を確認し、一つずつ変更する
一斉配信からOne to One運用へ移行しやすい
全員を一つのリストとして扱うのではなく、興味、利用状況、回答、行動によって案内を変えられます。顧客が不要な情報を受け取る回数を減らし、必要な案内を見つけやすくする設計に向きます。
一方、友だちそのものが少ない、商品が一種類、顧客ごとに内容を変える必要がない場合は、細分化の効果が小さいこともあります。まずLINEで友だちを増やす施策や登録後の基本導線を優先してください。
手作業の繰り返しを減らせる
アンケート後のタグ付け、予約前のリマインド、特定行動後の案内など、条件が明確な定型作業を自動化できます。担当者が毎回対象者を抽出して送る作業を減らせる可能性があります。
ただし、自動化は「判断が不要になること」ではありません。誤配信、重複案内、古い情報、例外顧客への対応を確認する人は必要です。自動化する前に、現行手順を一度書き出し、例外が多い業務は無理に自動化しない方が安全です。
Lステップのデメリットと契約前の注意点
最大の注意点は、月額料金ではなく、連携・プラン変更・運用体制に戻しにくい条件があることです。 申込画面だけでなく、公式料金ページの注意事項と利用規約を読んでから連携してください。
費用と配信通数を二つの管理画面で確認する
Lステップ経由の配信では、Lステップ側とLINE公式側の通数をそれぞれ消費します。配信対象を絞る理由は、顧客体験だけでなく二重の上限管理にもあります。月初に両方の残数、予定配信、シナリオの自動送信数を確認します。
有料プランの最低利用期間と変更条件を確認する
公式料金ページでは、課金後の解約は3回課金後から可能と案内されています。必要機能・利用予定期間・プラン変更の可否を申込前に確認してください。
月間通数だけで上位プランを選ばず、必要な機能をテスト環境で確認してから契約します。無料期間終了日、初回課金日、最低利用期間、解約方法は社内カレンダーにも記録してください。
連携するアカウントと再契約・変更条件を確認する
テスト用と本番用を取り違えないよう、アカウントID、管理者、用途、友だち数を確認してから設定します。連携先を後から変える予定や、解約後に再契約する予定がある場合は、現在の契約条件と引継ぎ可否を公式窓口へ確認してください。
他のAPI型ツールとの同時利用は保証されない
Lステップ公式は、LINE公式アカウントのAPIを利用する他のツールと同時に使った場合、正常動作を保証しないと案内しています。すでに予約、CRM、チャットボット、Webhook連携を使っている場合は、現在の構成図とデータの流れを作り、ベンダーへ確認してから導入します。
機能が多く、設計と保守が必要になる
タグ名、シナリオ、回答フォーム、リッチメニュー、予約枠を無計画に増やすと、誰も全体を説明できなくなります。命名規則、変更履歴、担当者、終了条件を決め、使っていない設定を定期的に整理してください。
LINE公式の標準運用にもメリットと制約があります。外部ツールを追加する前にLINE公式アカウントのメリット・デメリットを確認すると、追加機能が必要な理由を整理しやすくなります。
Lステップが向いている事業・不要な事業
Lステップが向くのは友だち数が多い事業ではなく、顧客ごとに次の案内を変える必要があり、その判断をデータで再現したい事業です。 反対に、全員へ同じ情報を届ければ目的を達成できる段階では、標準機能を使い切る方が先です。
導入を検討しやすいケース
- 複数の商品・コース・顧客段階があり、案内を分ける必要がある
- アンケート、クリック、予約、購入などの情報を次の配信へ使いたい
- 友だち追加後の教育や予約リマインドを条件別に自動化したい
- 流入経路やシナリオごとに最終成果を比べたい
- 専任または兼任の運用担当者が毎月改善できる
EC、スクール、継続サービス、複数メニューの店舗、検討期間の長いBtoBなどは、顧客状態に応じた情報提供が必要になりやすい事業です。ただし、業種名だけで導入を決めず、自社に分岐すべき顧客体験があるかを確認します。
まずLINE公式単体でよいケース
- 友だちが少なく、月1〜2回の共通案内が中心
- 商品・予約先・問い合わせ方法が一つで、出し分けが不要
- あいさつメッセージ、プロフィール、リッチメニューが未整備
- 追加経路や予約・購入をまだ記録していない
- 配信・問い合わせ対応の担当者が決まっていない
この段階では、Lステップの導入よりも、友だち追加理由、一つの行動先、配信ルール、計測表を作る方が改善につながります。標準機能で不足した具体的な作業が見えてから、必要な拡張機能を選びます。
導入を見送るべきケース
顧客情報を収集する目的や同意管理が決まっていない、設定を保守する担当者がいない、既存システムとの併用可否を確認できない場合は、契約を急がないでください。また「他社が使っている」「高機能だから」という理由だけでは、必要性を説明できません。
Lステップ導入前に決めること
申込前に決めるのは機能ではなく、解決する顧客体験、使うデータ、担当者、成果指標です。 ここが曖昧なまま管理画面を作り込むと、設定の完成が目的になり、配信後の改善が止まります。
1. 一つの目的と成果を決める
「LINEを自動化する」ではなく、「初回相談後に未予約の人へ必要情報を送り、予約完了を確認する」のように、対象、行動、成果を一文にします。最初の成果は予約、購入、来店、資料請求など一つに絞ります。
2. 収集する情報と利用先を対応させる
質問項目、タグ、友だち情報ごとに、取得理由、利用する配信、保存期間、閲覧権限を決めます。「取れるから取る」を避け、削除・訂正の対応方法も確認します。
3. 月間通数を両サービスで試算する
友だち数×一斉配信回数に加え、シナリオ、リマインドなど、課金対象となる送信を見積もります。応答系メッセージ等の扱いは公式の通数カウント条件を確認します。LINE公式側とLステップ側のうち、小さい上限を超えないプランを選びます。
4. 現在の連携とアカウントを棚卸しする
LINE公式アカウントID、権限者、Messaging API、Webhook、予約、EC、CRM、チャットボットを一覧化します。テスト用と本番用を明確にし、現在の構成を維持できるか確認します。
5. 構築担当と運用担当を分けて考える
初期構築が完了しても、文面更新、問い合わせ対応、タグ整理、リンク確認、月次分析は続きます。誰が何時間使えるか、休暇時の代替担当、承認手順を決めます。内製できない場合でも、目的と判断基準は自社側に残してください。
6. 無料期間に端から端までテストする
アンケート回答、タグ付与、シナリオ分岐、リッチメニュー表示、予約、通知、停止条件をテスト用友だちで確認します。管理画面の設定だけで合格とせず、スマートフォン側の表示と、担当者への通知まで確認します。
Lステップについてよくある質問
Q1. LステップだけでLINE配信できますか?
できません。LステップはLINE公式アカウントと連携して利用する外部ツールです。LINE公式アカウントの開設・契約が前提で、Lステップ経由の配信では両サービスの通数を確認する必要があります。
Q2. Lステップは無料で使えますか?
フリープランは月額0円で、2026年10月16日確認時点のLステップ側の上限は200通です。ただしLINE公式アカウントも必要で、利用条件や機能制限があります。有料の通常プランには新規登録者向けの1か月無料期間がありますが、課金後の最低利用期間などを申込前に確認してください。
Q3. LINE公式アカウントのステップ配信と何が違いますか?
LINE公式アカウントにもステップ配信があります。Lステップでは、回答、タグ、クリック等の情報を使った細かな分岐や、配信以外のアクションと組み合わせた運用を設計しやすい点が違いです。単純な日数ベースの案内だけなら、公式機能で足りる場合があります。
Q4. Lステップを導入すれば売上は上がりますか?
導入だけで売上が上がるとは限りません。友だち獲得、提供価値、配信内容、行動先、商品、接客、計測がそろって初めて改善できます。ツールは情報の収集と運用を支援しますが、顧客が選ぶ理由や運用責任を代替するものではありません。
Q5. 自社構築と外部依頼はどう判断しますか?
一つの目的とシナリオを自社で設計・テスト・更新できるなら、無料期間を使って小さく内製できます。複数部門の調整、既存システム連携、複雑な分岐、継続的な分析が必要で、社内に責任者や時間がない場合は、設計や構築の一部を外部へ依頼する方法があります。
まとめ|Lステップは必要な分岐と運用責任が見えた段階で導入する
Lステップとは、LINE公式アカウントへ顧客情報の蓄積、条件分岐、自動化、予約、分析を加えるMAツールです。 LINE公式アカウントの代わりではなく、両方を契約・連携して使います。
導入前には、次の順序で判断してください。
- LINEで解決する顧客の行動を一つ決める
- LINE公式の標準機能で足りない作業を具体化する
- 取得する情報と利用する配信を対応させる
- LINE公式側とLステップ側の通数・料金を確認する
- 連携制約、最低利用期間、変更条件を確認する
- 構築後に更新・分析する担当者を決める
- 無料期間にスマートフォンまで含めて検証する
Lステップは、機能を増やすためではなく、顧客ごとに必要な案内を再現可能な運用へ変えるために使うツールです。標準機能で不足する理由と、毎月改善する責任者が明確になった段階で導入すると、設定が目的化することを防げます。
出典・今回の更新情報
2026年10月16日:導入判断と相談準備を部分改稿しました。本文の基本説明・比較表・チェック手順は維持しています。
- Lステップ公式の料金プラン・注意事項:通常プラン、LINE公式との別料金、課金・解約・変更条件。
- Lステップ公式の導入前FAQ:LINE公式との役割、連携・通数の注意点。
- Lステップ公式の全機能一覧:機能ごとの対応プラン。
- LINE公式アカウントの料金プラン:LINE公式側の利用料と通数。
料金や契約条件は申込時に再確認してください。本文の例はLキテの導入実績や成果保証を示すものではありません。

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