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カゴ落ちを防いで集客率アップ!「フォーム一体型LP」とは?

ユーザーをサイトに上手く誘導し、商品に興味を持ってもらえたのに、その後注文する段階になると離脱してしまう…というケースも少なくないと言われています。一体なぜなのか?といえば、大抵は入力フォームの要項が多くて面倒になってしまったり、注文ページが分かりにくかったりといったマイナス面が原因です。

特に商品単価が高い単品リピート通販においては、こういった「カゴ落ち(商品をカートに入れた状態で離脱すること)」は致命的。そこで、課題の解決方法として代表的なものに“フォーム一体型LP”というものがあります。

今回はそんなフォーム一体型LPについてメリットやポイントを詳しくご紹介すると共に、対応しているショッピングツール等についてもまとめました。

目次

LPは「ランディングページ」のこと!

フォーム一体型LP(ランディングページ)は、簡単に言えば単品リピート通販をはじめとするECサイトにおいて最初に足を運ぶ「ランディングページ」に、注文フォームまでを一体化させる方式を言います。

通販サイトを見ていると、商品の魅力やポイントなどについて上から下までズラッと書かれた縦長のページが目立つのに気付きませんか?一般的にはタイトルから使い方、他にはない強み(選ばれる理由)、愛用者の声…などが続き、価格やキャンペーン情報、定期購入で月々いくらかといった内容の後に入力フォームが現れるといった形式です。

昨今ではチャットボットを利用し、常にページ下部にお問い合わせ&申し込み可能なページを小さく表示しておく手法を取るサイトもありますが、基本的な形は変わりません。

ポイント① ページ移動が少なく、離脱を防げる

フォーム一体型LP最大のポイントが、ページ移動が少なくて済む、というもの。たどり着いたページ内でそのまま注文まで進めるので、顧客の興味が衰えないうちに商品購入へ誘導しやすいというメリットがあります。

例えば、通常のカートの場合を考えてみましょう。

商品ページ→個人情報入力→支払い方法の選択(クレジットカード払いだと、もう一段階認証が必要なことも)→配送方法の選択→入力情報の確認→注文完了

こうして考えると、思った以上に手間がかかりますよね。中にはパソコンやスマートフォンの容量的にネットへの接続が重くなっている人もいるでしょうから、余計ストレスが増しかねません。

ですが、フォーム一体型LPならランディングページに足を運びさえすれば次は入力情報の確認ページとなるため、圧倒的に手間が少ない印象となります。

ポイント② 項目が常に見えている状態なので、入力もしやすい

通販サイトを消費者として利用する際、最後のページまで行ってから「別の場所に配送するんだった!」と気付いたり「やっぱりコンビニ支払いにしようかな…」と迷ったりすることもありますよね。

そんな時、入力フォームが複数ページに跨っていると、前回のページに戻りにくくなる恐れも。何であればせっかく入力したのに再送信によって全部消えていたりして、テンションが下がってしまうケースもあるでしょう。

その点、フォーム一体型LPなら入力項目が1ページにすべてまとまっていますから、最終確認の前に変更すればOK。スムーズに注文完了が可能です。

◎フォーム一体型LPは、カゴ落ち率とコンバージョン率の改善に繋がる!

このように、フォーム一体型LPは顧客の注文へのハードルをかなり下げてくれる可能性が高いことが分かります。それによって会社側が得られる効果としては、「カゴ落ちリスクの低下」はもちろん、「コンバージョン率アップ」などが挙げられるでしょう。

注文することに対するストレスが減れば、いったんカートに入れたアイテムを放置してサイトから離れるユーザーも少なくなります。また、資料請求や無料サンプルの利用などにも積極的になれますから、コンバージョン率も上がる傾向があるのです。

フォーム一体型LPに対応可能なショッピングツールは?

フォーム一体型LPは特に単品リピート通販サイトにおいては主流となっていくと言われていますが、どうやって活用すればいい?とお悩みの方におすすめなのが「ショッピングツール」を使用する方法です。

ショッピングツールはECサイトの注文対応をサポートしてくれるサービスで、全体的に定期購入に特化している傾向があります。初めてECサイトを運営する方にとって強い味方となってくれますが、昨今ではフォーム一体型LPにも対応しているケースが多いので、代表例を見ていきましょう。

たまごリピート

http://tamago.temonalab.com/

リピート通販のショッピングシステムとして代表的なたまごリピート。定期購入システムや分析、販促機能などを月額料金で手軽に利用でき、CRM施策にも特化しています。オプションでLP一体型フォーム機能(たまごLPフォーム)にも対応しており、簡単にフォーム一体型LPの作成が可能です。

リピスト

https://rpst.jp/smp.php

こちらも定期購入、頒布会に特化したショッピングツール。単品リピート通販においてはひときわ勢力を伸ばしているとされ、アップセル機能やステップメール機能も利用できます。フォーム一体型LPの作成にも対応しており、月額14,800円のライト版でもお試し可能なので、初心者の方にも良心的と言えるでしょう。

楽々リピート

https://raku2repeat.com/

カートやCRM、ステップメール、受注管理、顧客対応などを一貫して行える楽々リピート。定期通販に必要なシステムがすべてまとまっており、それぞれ別個のサービスを利用するのはコスト的に厳しい…という方にもおすすめです。フォーム一体型LPにも対応しており、クレカ決済から銀行振り込み、Amazonペイ、楽天ペイなど幅広い決済方法を揃えています。

ショップサーブ

https://sps.estore.jp/

月額1万円前後からという格安設定で利用可能なショッピングツール。フォーム一体型LPはオプションとなっていますが、パソコンとスマートフォン両方に対応でき、デザインも自由にカスタマイズ可能です。

フォーム一体型LPを活用したサイトの代表的な施策は?

最後に、フォーム一体型LPを活用したサイトにおいてどのような施策が行えるかについて考えてみましょう。

その① 注文ボタンを分かりやすくする

まず、注文ボタンは凹凸や影などをつけて「実際に押せそうな」デザインにするのがおすすめ。色としてははっきりした青や緑など目立つものが望ましいですが、警告色(赤や黄色、黒など)は避けた方が良いでしょう。

その② アニメーションや漫画などを入れて関心を惹く

商品の使い方を説明するGifアニメーションや、実際の顧客を想定した漫画などを入れるのも効果的。特に漫画は直接的なアピール感が良い意味で弱まりますし、続きが気になってつい最後まで読んでしまう、という人も少なくありません。

その③ スクロール追従ボタンを設置する

フォーム一体型LPにおいて注意したいことのひとつが「スクロールが長すぎてフォームを飛ばしてしまう」現象。大抵は最後尾に設置されていますが、そこまで移動するのは正直面倒です。そこで、申し込みボタンが常に表示されている状態になる「スクロール追従ボタン」を用意すれば、かなり改善が見込めます。

このように、フォーム一体型LPは新規顧客の獲得に有効な施策。ただし、一体型だからといって項目が複雑すぎると本末転倒になってしまいます。入力欄はできる限りシンプルに仕上げ、顧客が利用しやすいフォーム作成を目指してくださいね。

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