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通販には「種類」がある!ネットショップならではの選択肢も知っておこう

通販と一口に言っても、例えば総合か単品か、どの媒体(チャネル)を活かして販売するかなど、様々な種類があります。扱う商材によってももちろん変わってきますが、これから通販事業を立ち上げようと思っている方は、自社の商品をどういった形で販売するのが良いか把握していらっしゃるでしょうか?

そこで今回は、ネットだけに留まらない通販の種類について詳しくご紹介。EC(ネットショップ)ならではの販売方法なども含め、通販とは一体何なのかを深く考えてみましょう。

目次

通販には、大きく分けて7つの販売チャネルが存在する!

まず、通販の分類として代表的なのが「販売方法」。昨今ではネットを使ったECサイトが主流となっていますが、その他にも一般的には6つの販売方法が存在します。

テレビ

まずは、CMや独自の番組などを利用して商品を販売できるテレビ。昔に比べれば影響力は下がったと言われるものの、やはりまだまだその勢いは健在です。テレビのメリットは、一度に大規模なユーザーにアピール可能という点。ただし、多額のコストが必要なのに対し、若年層には響きにくい傾向があるとされているため、資金や商材との相性をよく考える必要があります。

カタログ

興味を持ってくれた人に向けて発行されるカタログを利用した通販事業も代表的です。目的とする商品以外にも目がいきやすいので、客単価の向上をはかることもできます。しかし、印刷費をはじめコストが不安な面もありますから、近年ではECサイトと併用するのが効果的との話も。

ダイレクトメール

資料請求を行った人、または対象エリアに住む人に向けてダイレクトメールやチラシでアピールするのも通販事業ではおなじみの販売方法です。そもそも自社のターゲットになりやすい層へダイレクトにアプローチできるのがメリットですが、一方で印刷や送付の手間がかかる上、開封率が低いと意味がないというデメリットも。

新聞広告

特に中高年に向けた商材の場合は、新聞広告もよく使われる販売方法です。新聞を購読するユーザー層は、ネットに比べると新聞への信頼度が厚い傾向があるため、新聞に載っているなら買ってみよう、となることもあるでしょう。とはいえ、情報発信までに時間がかかることや、新聞広告からの購入であると分析上分かりにくいことなどが注意点となります。

雑誌広告

雑誌はそれぞれに購買層が異なるため、商材に合ったコンセプトの雑誌に広告を出せば、それだけで興味を持ってもらえる可能性も高まります。写真やイラストなどで分かりやすいアピールもしやすく、カラーならより一層魅力が伝わるでしょう。しかし、コストや時間がかかる、万が一間違いがあった場合修正しにくいなどの問題点も。

ラジオ広告

ラジオは時間帯やエリアによってターゲットを絞れるため、地域密着型の商材に向いています。朝や昼、夜などタイミングごとに異なる宣伝の仕方をすることも可能ですが、逆に聞き流されるケースも多いので、キャッチーで分かりやすいコピーを考えなければなりません。

EC(インターネット)

現代の通販事業において、ほぼメインとなっているのがEC(インターネット)です。24時間365日世界中に発信できる上、顧客への要望や注文にスピーディーに対応できるのが大きなメリット。画像やイラスト、動画など宣伝方法も多岐に渡ります。強いてデメリットを挙げるとすれば「セキュリティ面に厳重注意すべき」こと。特にクレジットカード利用が可能なサイトであれば、情報漏えいは徹底しなければなりません。

ECサイトは「単品通販」と「総合通販」に分けられる

このように、通販業界では昨今インターネットを使う企業が大多数を占めています。しかし、そんなECサイトの中でも「単品通販」と「総合通販」に分けられるため、それぞれの特徴を見てみましょう。

◎単品通販は「1ジャンルに特化した」サイトのこと!

単品通販は単品リピート通販とも呼ばれ、簡単に言えばひとつのジャンルに絞って商品を取り扱う方法のこと。基本的には看板商品をメインに、それと併用できる商品や同じジャンルの商品が売られている場合が多いようです。商材としては健康食品や化粧品、生活用品などの消耗品が代表的。

・単品通販のメリット

メリットは、まず「比較的新規参入しやすく、価格競争に巻き込まれにくい」ところ。単品通販は自社ならではの他にはない商品を追求しているため、個性を発揮できれば他社と比べられにくい性質があります。また、ターゲットの分析を細かく行えば、対象となる層を絞りやすい傾向も。

・単品通販のデメリット

しかし、単品通販にも注意点はあります。それは「アプローチできる顧客が限られる」こと。商品に魅力を感じてくれるターゲットに対して適切なアプローチを行わなければ、比較的参入しやすいと言われる単品通販でも上手くいかない恐れがあります。

◎総合通販は「数多くの商品を取り扱う」サイトのこと!

総合通販は様々なジャンルの商品を取り扱うECサイトのことで、Amazonや楽天などが代表例です。すっかり生活に馴染んでいる方も多いでしょうから、イメージしやすいのではないでしょうか。

・総合通販のメリット

総合通販のメリットは、一度に大量の商品を仕入れるため大規模な割引も行いやすく、幅広い顧客にアプローチできること。上手く行けば大きな利益を上げることも可能です。

・総合通販のデメリット

デメリットは、やはり上記の代表例を見ても分かる通り新規参入が難しいことでしょう。専門性で見ると単品通販に届きにくい面もあり、効果的に運営するにはかなりの手腕が必要と考えられます。

EC通販に興味を持てたら?様々な販売方法を確認!

ECサイトを運営したい!となった場合には、自分に合った「販売方法」を考える必要があります。これにもいくつかの種類が存在するので、確認しておきましょう。

その① オリジナルのネットショップ

総合通販、単品通販を問わず、ある程度の規模が見込めるなら自社サイトを制作するのがおすすめ。特に単品通販では、ランディングページにいかに新規顧客を呼び込めるかが売上に繋げるポイントとなります。

その② モール型ネットショップ

単品通販の場合、Amazonや楽天など総合通販サイトに出店する、という方法もあります。集客力に優れているのがメリットなので、オリジナルサイトを作る前にモール型ネットショップで宣伝を行うのも良いでしょう。

その③ ドロップシッピング

メーカーやドロップシッピングの専門事業者から直接顧客に商品を発送することで、在庫を抱えることなくネットショップ経営が可能なのがドロップショッピング。自社ならではの製品は作れませんが、限られたジャンルの商品に特化したサイトを運営したい方にもおすすめです。

その④ デジタルコンテンツ販売

写真やテキスト、動画、音楽、ゲームなどのデジタルコンテンツ販売。データでの販売というところがネットならではですね。自分の作品を直接売りたい方や、人に指導できる専門的なノウハウがある方などに向いていると言えるでしょう。

その⑤ ネットフリマ・オークション

これは主に自社製品や仕入れ商品ではなく、自分の持ち物を売って利益を得る方法。本格的なネットショップ運営というよりは、差し当たって「人に物を売る経験を積みたい」という初心者の方向けです。元々が不用品のため臨時収入のように感じやすいと思いますが、中には売り方を工夫することで、ビジネスにまで昇華している人もいます。

このように、通販事業は商材や販売方法、マーケティングのやり方などによって様々な種類が存在することが分かりました。通販事業に興味がある方は、こういった違いもふまえながらぜひ自分なりの方法を確立してみてくださいね。

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