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ストアマッチ広告ってなに?メリットや注意点・代表的な使い方などを解説

Yahoo!ショッピングに出店すると利用できるようになる「ストアマッチ広告」。クリック課金型広告として知られていますが、一体どのようなシステムなのでしょうか?類似でよく出てくるワードに「アイテムマッチ」というものもあり、こちらも気になりますよね。

そこで今回は、ストアマッチ広告の仕組みやアイテムマッチとの違いをご説明しつつ、そのメリットや注意点などについて解説していきましょう。

目次

ストアマッチ広告は、1クリック10円から利用できるストア限定の広告システム!

そもそもストアマッチ広告とは何か、というと、Yahoo!ショッピングの中の広告形態のひとつで、カテゴリリストページや商品検索結果の専用枠に表示されるクリック課金型広告を指します。

主にキーワード検索や、カテゴリ検索を行った見込み顧客に向けてアプローチできるのが特徴。アプリやスマートフォンにも対応しており、Yahoo!ショッピングでは検索結果ページやカテゴリページが購入者ルートの実に8割を占めると言われている(※公式サイトよりhttps://shopping.valuecommerce.ne.jp/im/)ので、効果的に利用できれば非常に有用なサービスと言えるでしょう。

また、あらかじめ予算に応じた金額を入金しておくデポジット型となっており、課金額が予算に達すると掲載が自動的にストップしますから、上限を超えて広告費が請求されない、という意味でも良心的です。

簡単な3ステップで!ストアマッチ広告の始め方

では、ストアマッチ広告の始め方について見てみましょう。ストアマッチ広告は以下の3ステップで開始できるため、初めての方にとっても簡単に利用できます。

その① カテゴリを決める

ストアマッチ広告においては、掲載できる商品のカテゴリが決まっているので、まず以下から該当するものを選んでみてください。

食品、アウトドア・釣り・旅行用品、ダイエット・健康、ファッション、コスメ・美容・ヘアケア、スマホ・タブレット・パソコン、テレビ・オーディオ・カメラ、家電、家具・インテリア、キッチン・日用品・文具、花・ガーデニング、DIY・工具、ペット用品・生き物、楽器・手芸・コレクション、ゲーム・おもちゃ、ベビー・キッズ・マタニティ、スポーツ、車・バイク・自動車、CD・音楽ソフト・チケット、DVD・映像ソフト、本・雑誌・コミック

その② 出店しているものの中から商品を選択

次に、出店したアイテムの中からストアマッチ広告に掲載する商品をチョイス。使用できるのは事前に商品登録を済ませた商品のみ、となっていますから、事前に確認しておく必要があるでしょう。

その③ 入札金額を設定

最後に、入札金額を設定します。これは1クリックあたりに支払う金額のことで、設定した入札金額に応じて入札すると作業完了です。

ストアマッチとは違う?「アイテムマッチ」とは

ストアマッチ広告を説明する上で、よく出てくる言葉が「アイテムマッチ」。これは決して別物のツールではなく、ストアマッチ広告の中のサービスのひとつです。アイテムマッチは「リスティング広告」の一種とされ、カテゴリページや商品リストページの上部に広告が掲載される仕組みとなっています。

一般的に購入される商品たちと同じように並んでいながら検索結果の上部に表示されますから、利用者にとってナチュラルに受け入れやすいのが最大のメリット。入札単価が高い商品ほど有利な位置に表示されるようになっており、システムが分かりやすいのも長所です。ストアマッチ公式サイトでも、おすすめのメニューとして挙げられています。

入札方法も3つ用意されているので、ケースに合わせて利用可能。では、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

全品おまかせ入札

全品おまかせ入札は、店舗にあるすべての商品を最適なCPC(クリック単価)で自動的に運用してくれるというもの。入札価格は35円以上となっていますが、中でもROAS(費用対効果)が高い商品は自動的に入札価格をアップしてくれる機能もあり、初心者の方や商品数が多い店舗には便利です。ただし、月次の予算が5万円以上でなければ利用できません。

全品指定価格入札

全品指定価格入札は、登録したすべての商品が指定した価格で入札されるというもの。例えば20円に設定すれば、全商品を20円でアイテムマッチに入札できるというわけですね。どの商品が売れるのかまだはっきりしないタイミングでは、非常に便利そうです。

ただし、後述する個別入札において設定金額以上(この場合は20円以上)で入札している商品があれば、そちらの金額が優先されます。全品指定価格入札もおまかせ入札と同じく、月に充てる予算が5万円以上でなければなりません。

個別入札

個別入札は、自ら広告を運用する商品を指定した上で入札金額を決める方法。一商品ずつ管理画面から設定することも可能ですし、CSVデータを利用すればまとめて登録もできます。細かい調整をしやすい点から、最も費用対効果を高めやすいとも言われているようです。

アイテムマッチを活用したストアマッチ広告のメリット&注意点

このように、ストアマッチ広告はアイテムマッチも併せて活用することで、簡単にYahoo!ショッピング内における売上向上をはかることができます。では、具体的なメリットについて詳しく確認してみましょう。

メリット① 初心者でも始めやすい

一般的なネットショップにおける広告は、出店したばかりの初心者には扱いが難しい部分もあります。しかし、ストアマッチ広告のアイテムマッチならカテゴリから商品を選択、入札価格を決めるだけなので、非常に簡単。月の予算以上には広告費もかからないため、ROASに見合わないにも関わらず無駄に費用を消費してしまうといった心配もありません。

メリット② 最低1クリック10円から入札できる

ストアマッチ広告は1クリック10円から入札可能と、低コストで利用できるのも利点。ページ送りにも対応しており、入札額1位で通過しなくても次ページでは検索結果の上位に表示される可能性もあります。

メリット③ 入札順位の確認も可能

入札順位が高ければ高いほど検索結果上位に表示される可能性が高まる、とお話ししましたが、一体どのくらい支払えば入札額1位になれるのだろう?と首を傾げてしまう人も少なくないはず。

そこで、ストアマッチ広告では「入札順位を確認した上で、1位入札の金額もチェックできる」システムを用意しています。どれだけ支払えば高い費用対効果が見込めるかが分かりやすいというのは、初心者の方にも利益が大きいのではないでしょうか。

◎しかし…デメリットもふまえた運用を検討すべき!

ストアマッチ広告、およびアイテムマッチは気軽、かつ低コストで開始できるのが主なメリットですが、いっぽうで「細かくターゲットを絞ったマーケティングをしにくい」点には注意が必要です。

なぜかといえば、あくまでもカテゴリでしか分類されていないから。ネットショップでは、例えば「歯磨き粉 ヤニ取り」「歯磨き粉 ホワイトニング」などのようにアイテム名だけでなく、自分が目的とする用途に合わせてキーワードを設定するのが一般的ですよね。しかし、ストアマッチ広告だとカテゴリが重要となるため、この場合は「歯磨き粉」を検索してきたユーザー全体にしかはたらきかけられないのです。

また、1位で入札したからといって検索結果の上位に表示されるとは限りません。これは過去の販売実績やキャッチコピー、PRオプション料率なども関係していると言われているからで、上位表示を狙うのであれば様々な視点から工夫する必要があります。とはいえ、Yahoo!ショッピングを利用する上ではやはり利点が大きいサービスと言えるので、特に初心者の方は試しに導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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